9月25日ひとづくり委員会担当9月オープン例会多様性を認め合うひとづくりフォーラム

ひとづくり委員会担当9月オープン例会として、胆振西部PTA連合会様、登別市ファミリーサポートセンター様との共催によるフォーラムを当初は登別市民会館にて開催予定でしたが、緊急事態宣言下でありますのでオンラインにて開催いたしました。

本例会は、この地域でも大きな社会課題になっているICTの飛躍的な発展による、SNSやゲーム依存、閉鎖的なコミュニティを背景としたいじめや差別による悲しい事案に対し、私たち自身が青少年の未来に希望を与える存在であるだけでなく、地域全体が自らよりよく変化していけるように、道筋を指し示せる人材へと変化していく必要があると考え、JCの持つ地域におけるマネジメント機能と、青少年育成に対する行動志向を認識してもらうことを目的として開催いたしました。

本例会を開催する前に、北海道登別青嶺高等学校、登別明日中等教育学校の生徒の皆さんとワークショップを開催し、学校生活における楽しいこと、しんどいこと、生きづらいことは何だろうと、ひとづくり委員会メンバーを含めて意見を出しあっていただきました。ワークショップでは校則であったり、他人と同調しなければならないといった学校生活での生きづらさに関する意見が多くでました。ただ、他を排除するのではなく、認めるにはどうすれば良いのか考え続けることが重要であるといった素晴らしい意見も聞くことができ、生徒にとっても参加したメンバーにとっても大変有益な時間となりました。

フォーラムでは、日本福祉大学社会福祉学科教授 野尻 紀恵 様から青少年を取り巻くいじめの実態と、保護者教員をふくめた社会的排除の構造について解説いただくとともに、多様性をもって包摂的な共生社会を実現していくことの意義について基調講演をいただき、いじめの問題を個別に捉えるのではなく、社会的課題であることを認識するとともに、共生社会実現の必要性を示していただきました。

最後に、カナダの高校で起こったいじめ問題をきっかけに、学生達自らこの問題を解決しようと起こした運動であるピンクシャツデー

ピンクシャツデー



をこの地域でも展開していく事を提唱しました。

このピンクシャツデーを例会終了後も継続的に各社会資源の主体的活動をつなぐ共通キャンペーンプログラムとして活用していきたいと考えております。

この度の例会は、基調講演をしていただきました日本福祉大学社会福祉学科教授 野尻 紀恵 様や胆振西部PTA連合会様などの多くの地域の皆様にご協力を頂戴し開催することができました。この場をお借りして御礼申し上げます。