ひとづくり委員会担当6月オープン例会が開催されました

【7月12日 ひとづくり委員会担当6月オープン例会】

ひとづくり委員会担当6月オープン例会「共に寄り添う社会づくりへ ~パートナーシップ制度を考える~」が登別市民会館にて開催されました。

本例会では性的マイノリティにスポットを当て、解決すべき社会的課題を認知していただくことを目的として開催されました。

内容といたしましては、最初に委員会発表を通して性的マイノリティに関する社会的課題、また青年会議所がもつ政策提案団体としての役割と取り組む意義について、理解を深めました。

次の第一部では、同性婚人権救済弁護団・LGBT支援法律家ネットワークメンバーであり、2021年3月に札幌・同性婚訴訟(第一審)で違憲判決を獲得された、弁護士の加藤丈晴先生を講師にお招きして基調講演が行われ、性的マイノリティをとりまく社会的情勢と、パートナーシップ制度概要についての知見を広めました。

最後の第二部では「性的マイノリティに対する 社会的課題認識を高めるには」と題しまして、小笠原登別市長、加藤弁護士、地域在住LGBT当事者による公開討論会を行い、パートナーシップ制度の導入論を中心とした性的マイノリティに対する社会的課題認識を高めました。

性的マイノリティについては、現状の日本ではカミングアウトしづらい風潮があり、このマチにいないのではなく、見ていないだけだということを学びました。

また、G7(主要7カ国)で同性婚等の法的なパートナー制度を導入していないのは日本だけであるというのが現状です。

立法府による根本的解決がなされるためにも、多くの自治体がパートナーシップ制度を導入することが大きな意義となり、後押しとなるのだと思います。

我々は誰一人取り残さない社会が実現できることを願い活動、運動をこれからも行っていきます。

最後に本例会にご参加いただきました、多くの皆様に心より感謝申し上げます。

※当例会は、感染症拡大防止対策として、マスク着用や入場時のアルコール消毒、会場の収容人数による入場制限等を設けて開催いたしました。