MESSAGE

トップメッセージ

Challenge ~未来に希望の花を咲かせよう~ ~は

2005 年、地域主権型社会の実現に向けて登別青年会議所と室蘭青年会議所が統合し誕生した登別室蘭青年会議所は、御年で創立 20 周年という大きな節目を迎えることとなりました。現今、私たちが不自由なく運動を展開できるのは、これまで 20年という月日、さらに、登別青年会議所の 32 年間、室蘭青年会議所の 49 年間として統合以前より、この地域を想い、地域に根差した運動を展開し、登別室蘭青年会議所に携わってきてくださった先輩諸兄姉が、多くのひととひとのつながりを生み出し、組織としての人脈を広げてきていただいたおかげであります。これまで積み重ね続けてきた歴史やひとのつながり、地域の未来のために展開されてきたまちづくり運動の基盤を、この先も 10年、20 年と次世代に受け継ぎ続け、登別室蘭青年会議所という存在を通じて、地域の方たちと共に輝ける組織を目指し、責任感をもって進化し続けることが、私たちに課せられた使命だと考えます。しかし、高齢化や人口減少、担い手不足など、両市が直面しているひとに対する課題は、まちづくり運動に大きな壁を与えおり、子供や学生の活躍の場や、多世代が交流できる場所が減少し、この先も地域に課題として残り続けていくことが予想されます。人口減少に影響を受け、活動の幅や地域の交流の場が減少し、思うような運動が展開できないことからさらに会員減少が進むような悪循環を生み出す未来ではなく、私たちが率先して考動を起こし、仲間や地域の方たちと学びを与え合い、信頼関係を深めることで、一人ひとりがこのまちを創る当事者として必要な存在であることを認識し、責任感をもって運動を展開できると考えます。私たちが青年会議所の一員として先頭に立ち未来を描き、私たちだからこそできるひとづくりから、まちづくりへの解決策を生み出し、未来に好循環を与えられるまちづくり運動を続けることが重要であると考えます。私は地域の方が輝ける場や主体性をもって考動できる場を生み出せる青年会議所が存在するまちは、たとえ人財の数は少なくても、積極的な考動から、一人ひとりの経験や知識を磨かれ、パワーや発想力が溢れ、地域の未来に対し当事者意識をもって関わることができれば、さらなる多くの挑戦の機会やきっかけを増やし、今後も地域に希望の花を咲かせ、輝く未来を創りだすことができると確信しております。これまで先輩諸兄姉が運動を展開してきたように、私たちが地域のリーダーとして先頭に立ち、活力や考動力、魅力を最大限に発揮し、共に考動することから自発的な考動へ変化を起こす影響を与え、新たなリーダーを生み出し、さらなる人財が育まれ続け、地域に活力が湧き出し続ける好循環を生み出せる未来の実現に向け、今すぐ考動に移しましょう。

理事長 税田 里奈

【基本理念】
未来への希望に溢れ、動き出したくなる登別室蘭の実現

【基本方針】
好循環を生み出す組織づくり
好循環を生み出すひとづくり
好循環を生み出す 20 周年実行委員会

基本行動計画

1.【好循環を生み出す組織づくり】
青年会議所は1年ごとに組織を変える単年度制であるからこそ、組織運営が絶えることなく受け継がれ、運動の基盤には、会社、家族、仲間の存在があるから成り立っていると考えます。今後も組織として前進し、時代の変化に対応した組織運営へ進化させ、組織の歴史の糸を紡ぎ続け、誰からも支持される運動を続けていくために、過去から今までの組織運営の歴史を見直し、未来を見据え、誰の手でも組織運営が継続できる仕組みに挑戦し、進化させる必要があります。さらに、情報化社会の進化により、10 年、20年前とは飛躍的に広報の方法が増え、発信がしやすい時代になり、地域や地域外の方にも私たちの運動を知ってもらえる機会は格段に増えています。情報発信の手段が多種多様となった機会を活かし、効果が予測される広報活動にも挑み、私たちの運動を認識していただき、効果があるものを検証し、会社、家族、仲間から認知度を上げ、共感を生み出し、多くの方へ活躍を知ってもらえる組織になり、運動の活性化と発信力を高め、さらなる共感を生み出し、組織の必要性を向上させましょう。また、私たちが日ごろ運動を展開できているのは、これまでの運動の歴史が基盤にあり、地域で運動を展開するうえでは必要な、かけがえのない宝物です。登別室蘭青年会議所ならではの歴史や文化、大切に守り抜いてきたものを知り、魅力と歴史を次代に残すために、組織を活性化させ、様々な困難を乗り越え使命を果たされてきた先輩諸兄姉との絆やネットワークを強くしましょう。次代の組織が活性化する未来の実現に向け、地域、仲間、先輩諸兄姉との絆を深め、共感を生み出し、メンバー一人ひとりのモチベーションを上げ、組織の団結力と経験を深め、運動を活性化させ、地域に根差した組織としてさらに信頼関係を深められる、好循環を生み出せる組織になりましょう。

2.【好循環を生み出すひとづくり】
青年会議所には、多くの個性溢れるメンバーが運動を展開しております。私にはもっていない知識や経験のあるメンバーで溢れており、そのようなメンバーに出会えたことが、私にとって何よりも誇りです。全てのメンバーが異なる経験や知識をもった、かけがえのない存在であり、一人ひとりが貴重な人財であるからこそ、経験や知識から大きく目標を掲げ、率先して考動できるリーダーになる必要があります。私は、自身の経験や知識を活かし、課題に対し自分自身で考える力をもち、自ら進んで積極的に考動ができる人財へ成長できれば、当事者意識をもって考動できるリーダーとして、周囲にも目標達成の意識や考動力の向上を促せる良い影響を与えることができると考えます。しかし、当事者意識をもたず、自ら関わることができなければ、もっている以上の経験や知識も磨けず、ひとに影響も与えられず、ひとのつながりも生み出すことはできないと考えます。ひとに成長の機会を与え、ひとを育む組織が青年会議所であり、一人ひとりが自ら率先して考動し、気づきや経験から影響を与え、ひとのつながりを広げ続けることができ、仲間と共に当事者意識をもって考動できるリーダーへ成長しましょう。また、私は青年会議所に入会するまで、どのような運動を行っている団体か詳しくは知りませんでした。わからないまま運動を行うのと、わかったうえで運動を展開するのは私たち自身にとっても、経験に差が生まれます。だからこそ入会1年目が大切であると考えます。多くのメンバーとの交流、青年会議所の運動について知識をつけられるのかが重要であると考えます。私たちが青年会議所の一員として、今後入会してくる多くの仲間たちへ、リーダーとして積極的な考動から影響を与えることで、人財が人財を呼び、おのずと人財が溢れ、組織の推進力が高まり、大きな目標への挑戦に踏み出すことができると考えます。経験と知識を磨き、活力が溢れ、さらなる積極的な考動を展開できる、好循環を生み出せるリーダーへ成長しましょう。

3.【好循環を生み出す創立 20 周年の開催】
登別市、室蘭市で運動を展開していた 2 つの青年会議所が統合され、明るい豊かな社会の実現に向け、設立以来一歩一歩、確かな歴史を紡ぎ、展開された運動が地域で数々の実を結び、創立 20周年という大きな節目の年を迎えられることができました。統合前から、先輩諸兄姉が多くの夢を語り合い、これまで地域の進むべき方向性を明確に示し、運動を展開され続け、歴史を紡いできてくださったことは、現今私たちの誇りであり、貴重な宝物です。今後もこの地域にとって、必要とされる組織として進み続けられるよう、この 20年という年月を大切に、ただの通過点としてではなく、この先 10 年、20 年と運動を継続させていく重要な基点とする必要があります。20年前から毎年、先輩諸兄姉が起こしてきてくださった運動は、数多の実を結び、種を生み出すことで、地域に根を生やし、未来へつながり、今確実に地域に必要な運動や成果として存在し続けています。同様に私たちが今後起こしていく運動も、未来へつなげることが私たちの使命です。10 年、20年前に比べると地域や社会の情勢が大きく変化し、まちづくりや地域のひとの活躍の場に影響を与えたものも多くありますが、ひとの発想は十人十色であり、多くの人財がいるほど、思い描く夢や希望は無数に広がり、誰もが主役になれる地域の未来の可能性は無限に広がると考えます。多くのひとが当事者意識をもって関わることができれば不可能なことも可能にでき、さらなる挑戦の機会を増やすことができるでしょう。今こそ多くの夢や希望をたくさん語り合い、未来のさらなる可能性を引き出しましょう。これまでの 20 年という年月、さらに統合前からの両青年会議所が歩み続けてきた歴史を振り返り、登別室蘭青年会議所という存在が地域にとって必要とされ続けてきたことを大切にし、今後も登別室蘭青年会議所がこの地域に運動の歴史を紡ぎ続け、成果を残し続けるために、地域の方たちとのつながりをさらに深め、信頼関係を築き、地域の課題解決に向けた運動を継続させ、さらなる挑戦や目標達成に向かって前進し続け、10 年、20 年後へ向かって誰もが輝き続けられる好循環の未来を生み出しましょう。

【基本組織編成】
1. 総務広報渉外委員会
・青年会議所活動、運動を好循環化させる組織運営
・新年交礼会の開催
・共感を得られる広報
・信頼関係を構築する渉外運動
・創立 20 周年実行委員会との連携
・未来につなげる会員拡大の取り組み
・青年会議所活動、運動に対する参画意識の向上
・その他の取り組み

2.ひとづくり委員会
・率先して考動できるリーダーの育成
・創立 20 周年実行委員会との連携
・青年会議所運動の本質について共有する取り組み
・未来につなげる会員拡大の取り組み
・青年会議所活動、運動に対する参画意識の向上
・その他の取り組み

3.創立 20周年実行委員会
・地域未来ビジョンの検証と策定
・創立 20 周年記念式典の開催
・創立 20 周年記念事業の開催
・未来につなげる会員拡大の取り組み
・他委員会との連携
・青年会議所活動、運動に対する参画意識の向上
・その他の取り組み

~結びに~
私は、コロナ禍で社会の活動が制限された時に、拠点としている地域でひととのつながりが不足していることに気づき、この地域で生きていく一人として、地域での新たな居場所やひととのつながりが欲しくて青年会議所に入会しました。青年会議所には私が今まで出会ったことのないような個性豊かなメンバーが集まっており、一人ひとりが地域のために、誰かのために考動を起こし輝いていました。これまで運動を共にさせていただいた仲間との出会いが私を大きく成長させてくれました。入会しなければ出会えなかったひとも多く存在し、青年会議所での活動がなければ学べなかったこと、経験できなかったことは無限にあったと想像します。未知への挑戦や考動は失敗や不安がついてきますが、私たちには共に運動する仲間もおり、何事も挑戦してみなければ結果は出ず、その結果こそが学びであり、価値であり、結果として必ず何か道は開かれると私は考えます。同じ地域に縁があり、出会い、共に運動できることは奇跡であり、一瞬一瞬を大事にすべきであるからこそ、青年会議所という限られた時間の中で、自分の考動が組織や地域に影響を与えられることに責任をもち、自主的に考動し、足を止めるべきではないと考えます。青年会議所の運動は、単年度制ですぐには成果が見えないことも多くありますが、これまで運動に関わってきてくださった先輩諸兄姉が始めた事業が継続し、この地域や私たちの生活の中で自然とまちの中に残っているように、最初は小さな種でも手をかけることで大きく花を咲かせ、多くの種をつけるサイクルのように、これから私たちの活動、運動も続けていくことで、必ず花が咲き、実を結ぶでしょう。諦めることなく走り続けた先にしか見られない景色があるように、各々が心に描いた地域の未来を共有し、地域やこの地域に住まう誰かのために考動を続ければ、見える景色が必ずあると私は信じています。

家族、地域、仲間のために、種を蒔き、花を咲かせ、実を結び、未来に無数の希望の花を増やし続ける好循環を生み出しましょう。