MESSAGE

トップメッセージ

このまちに、誇りを刻む。
~未来への証を、今、私たちの手で〜

~はじめに~ 登別市、室蘭市は、より良い未来を志す私たち青年会議所メンバーにとって、単なる居場所ではありません。海や山など雄大な自然に囲まれ、温泉と工業が息づくこのまちには、他にはない魅力とかけがえのない営みが根づいています。私はこのまちに生まれ、働き、仲間と出会い、育てられてきました。だからこそ、地域に対して深い誇りと責任を感じています。このまちで生きるなかで、私は一つの確信を持つようになりました。それは、人が誇りと幸せを感じられるとき、まちに希望を灯す力を持てるということです。誇りとは、自分のまちを語りたくなる気持ちであり、過去に敬意を払い、今に感謝し、未来に希望を持てることであり、まちと自分の人生が重なり合う瞬間に生まれるものです。幸せとは、自分の存在が誰かの希望になっていると実感できることです。挑戦する勇気、仲間との支え合い、地域への誇りは、自ら考動し、つながり、やり抜くなかで育まれていきます。私たち青年会議所は、その誇りと幸せを地域に育てていく共同体です。私たちの運動は、単なるイベントや事業の実施にとどまらず、地域の課題に向き合い、多くの青年がこのまちで活躍したいと願える希望を生み出す運動です。その歩みを進めてこられたのは、先輩諸兄姉の情熱と、地域の皆様の温かなご理解があったからです。そうした積み重ねのなかで、2025 年度、登別室蘭青年会議所は創立 20周年という節目を迎えることができました。これまでの歩みを築いてこられたすべての皆様に、心より感謝申し上げます。挑戦と変化を重ねながら地域に根ざした運動を続けてこられたその礎があるからこそ、今、次の時代に向けた新たな一歩を踏み出すことができます。私たちが 2026年度向き合う課題は、地域の魅力やつながりが静かに蝕まれ、誇りと希望が育ちにくくなっている社会構造の変化です。人口減少や少子高齢化、産業構造の変化、世代間の分断など、複合的な要因によって、地域の価値が見えにくくなり、人々が自分のまちに誇りを持ちにくい状況が広がっています。だからこそ、一時的な応急処置ではなく、構造的な価値転換に挑み、進むべき方向に希望の灯火をともす存在へと変わっていかなければなりません。青年会議所は、誰かに答えを示すのではなく、人々が自らの誇りと幸せを見つけられるよう、まちに希望の灯火をともす存在になる必要があります。その灯火は、まちの魅力を映し出し、人と人とのつながりを育み、挑戦する勇気を支える力となります。登別室蘭青年会議所は、地域に希望の灯火をともす灯台となり、誇りと幸せが循環する社会の実現を目指します。こうした価値転換に挑むために、2026 年度は、地域の魅力と世界をつなぐ自慢したいまち向上運動を柱に、地域の宝を再編集し、誇りを育てる機運を醸成していきます。私たちは、地域の魅力をこのまちに根付く人の挑戦、地域企業の可能性、暮らしのなかにある誇りと定義します。そして、世界とつながるとは、地域の価値が国境を越えて伝わり、地域企業や人財が外の世界と対等につながることだと考えます。地域の人々が自分のまちを誇りに思い、語りたくなる機運を育てることが、自慢したいまち向上運動の本質です。手法に縛られず、自由な発想で地域と向き合い、市民、企業、行政、若者、そして地域で活動する多様な団体それぞれの視点から誇りを育てる運動を展開し、地域の未来をともに描く土壌を私たち青年会議所が耕していきます。登別室蘭の社会構造を変えるためには、挑戦する人が増え、挑戦を支える仕組みが地域に根づく必要があります。そのために、誰にどのような機会を届けるかを明確にし、地域全体で挑戦を支える土壌を育てていきます。こうした価値転換の運動を通じて、登別室蘭の人々が自分のまちに誇りを持ち、その想いが次の世代へと受け継がれていく社会を築いていきます。そしてその先にこそ、幸せで明るい豊かな社会の実現があると私は確信しています。

理事長 吉田 鉄矢

【基本理念】 誇りが動く、地域が変わる登別室蘭の実現

【基本方針】

  • 幸せを生み出す組織づくり
  • 幸せを生み出すひとづくり
  • 幸せを生み出すまちづくり
  • 全員で取り組む会員拡大

【基本行動計画】
1.【幸せを生み出す組織づくり】
青年会議所は、単年度制という特性を持ちながらも、過去から未来へと想いを紡ぎ続ける組織です。私たちがこのまちで運動を展開できているのは、会社、家族、仲間、そして地域の皆様の支えがあるからです。その感謝を胸に、2026 年度は幸せを生み出す組織づくりを軸に、運動の土台をより強く、柔軟で持続可能な組織基盤を文化として育てていきます。これまでの組織運営では、安心して挑戦できる環境や、互いを認め合える文化という言葉が繰り返されてきました。しかし、文化は理念だけでは育ちません。文化の定着には時間を要するため、日常のなかで機能する構造を整えることが必要です。組織内での対話の場づくり、役割の明確化、フィードバックの仕組みなど、個人の想いや経験が自然に尊重される構造を整え、文化が息づく土壌を耕していきます。広報活動は、青年会議所の運動や存在意義を地域社会に届けるための挑戦です。誰かの挑戦が誰かの希望になるように、運動の意味を言葉にし、まちの人々に示していく営みです。多くの人に伝えることで、共感と参加の輪が広がり、青年会議所の価値が地域に根づいていきます。これまで築いてきた計画的な広報体制を土台に、今年度は発信のタイミングと言葉の設計に力を注ぎます。事業が終わってから伝える広報ではなく、事業が始まる前に伝える広報へと切り替え、地域の方々が参加したくなる情報発信を目指します。文章作成にかかる負担を軽減し、広報活動が継続的に機能するよう、技術の活用や情報発信体制の整備を進めます。写真や記録の収集が滞る要因を見極め、参加の記録や素材の共有が自然に生まれる仕組みを整えます。広報は運動の意味を届ける地域との対話です。心に届く言葉を、動きたくなるタイミングで届けることで、組織の存在価値を高めていきます。渉外活動は、青年会議所の運動を外に届け、同志とのつながりを育てる挑戦です。他地域の青年会議所との対話を通じて、自分たちの運動の意味を再確認し、外からの視点を取り入れることで、組織の内側の文化も磨かれていきます。登別室蘭青年会議所ならではの姿勢や価値観を伝え合い、広域的な連携の可能性を広げていきます。また、守り継いできた歴史や文化を次代へと手渡すために、先輩諸兄姉との絆を大切にし、語られた想いや歩みを記録し、検証し、継承することで、未来へとつながる運営の在り方を実践していきます。例年通りの運営に留まることなく、組織運営それぞれの領域で、一つでも新しい一歩を刻むことが、組織力の強化につながっていきます。組織の営みのなかに人の想いが息づくように、日々の関わりを大切にしていきます。日々の記録も、誰かの想いを言葉にした瞬間も、遠くの仲間とつながった記憶も、すべてがこの委員会の原動力となります。経験を仕組みに変え、委員会で交わされた言葉や想いを次の挑戦へとつなげる力に。登別室蘭青年会議所の運動を支える基盤として、地域に希望と変化をもたらす組織へと進化させていきます。そして、自分の存在が誰かの希望になっていると実感できる、幸せを生み出す組織づくりを創造します。

2.【幸せを生み出すひとづくり】
青年会議所は地域の未来を担う人財を育てる場であり、運動の根幹は人にあります。私たちがこのまちで挑戦を重ねられているのは、仲間との支え合いや地域の皆様の理解があるからです。その感謝を胸に、2026年度は幸せを生み出すひとづくりを軸に、人の成長を通じて地域の未来を育てる挑戦に向き合います。私たちが志すひとづくりでは、メンバー一人ひとりが自らの可能性に気づき、挑戦する勇気を持てる機会の設計を目指します。理念の共有、リーダーシップの育成、仲間との絆づくりを段階的に展開することで、挑戦の芽が育つ土壌を整えていきます。これらの要素を丁寧に積み重ね、挑戦の機会と地域との接点を意図的に設計することで、まちに変化を起こす人財の育成へとつなげます。特に若手や新入会員に対しては、安心して意見が言える場づくりや、挑戦を歓迎する文化の醸成を委員会の裁量で図り、心理的安全性の高い環境と関係性の構築を目指します。メンバーがこの組織にいてよかったと感じられる瞬間を意図的に設計することで、定着率の向上と参画意識の深化につなげます。また、委員会内外での対話や交流を通じて、互いの価値観や経験を尊重し合える関係性を育み、人の価値観を大切にする環境を組織に広げていきます。対話の機会を増やすために、事業前後の座談会やオンラインでの振り返りの場を検討し、言葉と時間の共有を通じて、経験が内面化される仕組みを整えます。振り返りシートや共有の時間を活用し、誰かの希望になれた瞬間や仲間の挑戦に背中を押された記憶を言葉にする場を設計します。委員会で交わされた言葉や行動は、次の挑戦へとつながる希望の証として記録を整理し、対話と行動を重ねながら育てていきます。人の挑戦が人の心に届くように、ひとづくりの瞬間を丁寧に紡いでいきます。仲間の背中を押した日々も、誰かの挑戦に寄り添った記憶も、自分自身が一歩踏み出した瞬間も、すべてがこの委員会の原動力となります。経験を仕組みに変え、委員会で交わされた言葉や想いを次の挑戦へとつなげる力に。一人ひとりの挑戦と成長を通じて、地域に希望と変化をもたらす組織へと進化させていきます。そして、自分の存在が誰かの希望になっていると実感できる、幸せを生み出すひとづくりを創造します。

3.【幸せを生み出すまちづくり】
青年会議所は地域の未来を描き、挑戦を通じて実現していく組織です。私たちがこのまちで運動を展開できているのは、先人たちの歩みと地域の理解が根を張っているからです。2026 年度は幸せを生み出すまちづくりを軸に、地域に希望と変化をもたらす運動を推進します。私たちが住み暮らす登別室蘭では、若者の定着や地域への誇りの醸成が課題となっています。人口減少や資源の分散により、まちの未来像が共有されにくくなっている今、地域の価値を再構築し、語りたくなるまちを育てる必要があります。青年会議所はその起点となり、地域の可能性を内外に示す挑戦を担います。私たちが志すまちづくりでは、地域の未来像を共有する取り組みを設計し、行政や企業、市民との対話を通じて、地域資源の再編集と発信の仕組みを構築します。地域の声を拾い上げ、まちの魅力を言語化し、人々が自分のまちを語りたくなる関係性と誇りを育てていきます。青年会議所ならではの視点と行動力を活かし、地域に新たな価値と変化を生み出す事業を展開します。この委員会が目指すゴールは、地域の人々が自分のまちに誇りを持ち、その想いを自然に語り合える日常を育むことです。その実現に向けて、対話、協働、発信、振り返りの仕組みを通じて、まちの価値を再編集する挑戦を重ねていきます。地域の人々がこのまちを一緒に変えていきたいと感じられる場を設計し、まちづくりの実感を広げていきます。まちづくり事業では、地域との接点を意図的に設計し、参加の記録や声が自然に集まる仕組みを整えます。事業前後の対話の場や振り返りの時間を活用し、人々の想いや記憶をまちの価値として蓄積していきます。まちの魅力を再発見する瞬間を記録し、次の挑戦を育む土壌を築いていきます。まちづくりの現場では、誰かの声に耳を傾け、未来を描く瞬間にこそ青年会議所の存在意義があります。地域との関係性のなかで、自分の挑戦が誰かの一歩を導く力となるまちづくりを目指します。委員会の垣根を越えた協働によって、地域課題に多角的に向き合い、価値ある変化を生み出します。地域と向き合った日々、誰かの声に応えた瞬間、まちの魅力を再発見した記憶、それらすべてが、私たちが志すまちづくりを支える原動力となります。経験を未来への力に変え、青年会議所とまちを結ぶ架け橋として、地域に誇りと変化をもたらす組織へと進化させていきます。そして、自分の存在が誰かの希望になっていると実感できる、幸せを生み出すまちづくりを創造します。

【全員で取り組む会員拡大】
青年会議所は、地域の未来に挑戦の火を灯す存在です。人が挑戦することで、まちに希望が生まれ、変化が広がっていきます。青年会議所の発展は、挑戦の機会を増やし、地域に新たな可能性をもたらすることにつながります。このまちに青年会議所があることは、未来に向けて希望を生み出す起点があるという証です。だからこそ、青年会議所がこの地域に希望を生み出す起点としてあり続けるために、私たちは同志を増やす挑戦を続けていきます。地域に挑戦の場を残し続けるために、組織として仲間の輪を広げる取り組みを継続し、想いと記録を共有しながら、青年会議所の価値を地域に根づかせていきます。掲げることで動きが生まれ、動きがあることで文化が育ちます。青年会議所が地域にとって挑戦の起点であり続けるために、一人ひとりの声を次の仲間の挑戦につなげていきます。まちの未来をともに描く同志を増やすことこそが、青年会議所の存在価値を地域に根づかせる力になります。

【基本組織編成】
1. 総務広報渉外委員会 ・幸せを感じられる組織運営 ・新年交礼会の企画・運営 ・青年会議所の魅力と志や挑戦を伝える広報 ・各地青年会議所との信頼関係を築く渉外活動 ・青年会議所メンバーの参画意識を高めるインナーブランディング ・青年会議所の価値を地域に伝え、同志を募る会員拡大の推進 ・他委員会との連携支援 ・その他の取り組み

2.ひとづくり委員会 ・幸せに考動できるリーダーの育成 ・青年会議所の理念を共有する取り組み ・若手、新入会員の幸せな定着支援 ・青年会議所の価値を地域に伝え、同志を募る会員拡大の推進 ・他委員会との連携支援 ・その他の取り組み

  1. まちづくり委員会 ・登別室蘭青年会議所が描く地域の未来像の実現に向けた取り組み ・青年会議所の価値を地域に伝え、同志を募る会員拡大の推進 ・他委員会との連携支援 ・その他の取り組み

結びに 私たちが暮らす登別市、室蘭市は、決して大都市ではありません。しかしこのまちには、他にはない魅力と、語り継ぎたい物語があります。私はこの地域に生きる一人として、そして青年会議所の理事長として、その価値を見つめ直し、次の世代へと誇りをつないでいく責任があると感じています。幼い頃、父とよく釣りに出かけました。まだ小さかった私は、父の背中を見上げながら、冷たい風のなかでじっと糸を垂らしていたことを覚えています。釣れた魚よりも、父の背中の大きさが記憶に残っています。何も語らずとも、そこには安心があり、誇りがありました。あの背中のように、私もこのまちにとって、誰かにとって、そんな存在でありたいと思うようになりました。2026年度の運動は、私たち自身が地域の可能性を信じ、行動することから始まります。誰かに任せるのではなく、自らが動き、語り、結び、積み重ねていく。その歩みが、やがて自慢したいまちを育て、幸せな社会へとつながっていくのだと、私は信じています。そして、青年会議所は、地域の未来に光を灯す存在です。その灯火が、誰かの希望となり、まちの誇りとなるように。私たち一人ひとりが、その火を絶やすことなく、次の世代へと手渡していく一年に。私たちの運動が地域に根を張り、仲間の挑戦がまちに希望を灯し、青年会議所がこのまちにあってよかったと言われる存在になっている。そんな未来を目指して、登別室蘭青年会議所の仲間とともに、そして地域の皆様とともに、誇れるまちづくりに向けて歩みを進めていきます。このまちに縁を持つすべての人が、自分らしく挑み、誰かの幸せのために動ける地域。それが、私たち登別室蘭青年会議所の目指す姿です。迷った日々も、誰かの支えも、挑戦の記憶も、すべてがこのまちの力になり、未来を動かす源になっていると私は信じます。

私たちは今、想いを力に変え、まちを動かす。挑む、つなぐ、やり抜く。そして、人生は一度きり。確かな一年を、未来への証として、愛するまちに刻んでいきましょう。